〔181〕能郷白山 (1,617m)

2006年10月22日(当時57歳)


日本二百名山に戻る

福井県大野市温見
温見峠
  能郷白山へは二つの登山道があるが、標高差が小さく距離が短い温見峠から登りたいと決めていた。 ところが岐阜県本巣市からの国道157号線は通行止めとなり中々解除されない。
ややこしい林道で迂回すれば温見峠に行けるらしいが、只でさえ酷道で評判が高い道なので、福井県大野市側から廻り込むことにする。 温見峠の標高は1,050m、山頂までの標高差は567mしかない。
これなら紅葉を楽しみながらハイキング気分で登れるのではないかと考えた。
登山口
  温見峠の駐車場は車5〜6台のスペースしかないと聞いていたが、登山口に着くとマイクロバスが
2台、乗用車が15台程、道路に一列に停まっていた。空きスペースを見つけて車を潜り込ます。マイクロバスには運ちゃんが待機していたが登山者の姿はどこにも見当たらない。 既に登られている様だ。
Road Map :北陸道を福井ICで下りて、岐阜県大野市から荒島岳の麓を走り、国道157号線にて温見峠へ。
Route Map:温見峠の登山口から山頂のお宮までを往復する。

急登を48分で穏やかな尾根の稜線に出る。稜線に出ると風が強く、
登りで汗を掻いた体を一挙に冷やしていく。

標高を稼ぐに従ってガスが濃くなって来た。
山頂が見えるはずの方向は真っ白で何も見えない。

日本二百名山』 残念ながらガスで展望得られず。
標高差:567m
後記
  2週の間、晴天が続いていたが、3人揃って行ける日は今日となってしまった。 天気予報では午前中は晴天だ
ったのだが、所詮は山の天気、生憎のガスガスとなってしまった。
最短で登れる温見峠からの登山道を選んだのは正解に思う。 能郷谷からの登山道は登り下りもあり相当なロン
グコースと聞く。 途中に見所があればロングコースでもOKであるが、何も無いのなら最短コースを選びたい。 しかし、4時間も車を走らせて2時間半の山歩きでは勿体無い過ぎる。 周辺の山と組合わせて2〜3山登って帰るのが自分には合っていると感じた。
  アルプスの山を登っていると登山者に抜かれることは多々あるが、抜くことはほとんど無い。 紅葉の大山に行った
時もそうであったが、ここでは抜いていく一方で抜かれることは無かった。 新緑の春先、紅葉時には多数のハイカーが湧いてくるのだ。 日曜日に有名山に登るのは止めよう。 能郷白山は登山者が少ないと思っていた。
トータル:2時間28分 (お宮往復、休息時間含む)
−−− 温見峠 1,492ピーク 能郷白山 山頂の祠
登り→ 9:12 −−− 10:25 10:30
←下り 11:40 10:45 −−− 10:35
登り:1時間18分、下り:1時間05分
国道157号線の温見峠には駐車場は無く、道路沿いにずらりと
車が停まっていた。 停め切れない車は道路の向こうに停めていた。
全てのハイカーは既に登り始めている様で周辺には誰も居ない。
9時12分に我々も登り始める。
先ずはブナ林の中を落葉を踏み締めながら直線的に登って行く。
周辺の紅葉は綺麗とは言い難いが一応、紅葉にはなっている。
穏やかな道がしばらく続いたが、やがて木の根っ子
剥き出しの急登部に差し掛かる。
ヤマモミジだけは綺麗な紅葉となっていたが、
曇り空で陽光が射していなかったので鮮やかさは無かった。
ハイカー軍団
急登部分に差し掛かると先に出発したハイカー軍団が道を塞ぐようになる。 脇をすり抜けて挨拶して先に通してもらうが、5名組、20名組、6名組と幾ら抜いても切りが無い。1時間ちょっとの間に
60名程を抜いている。既に下山してくる人も居り、一体何名が登っているのか恐ろしい感じがする。
絶好調の先輩に引っ張られ1時間13分で ”能郷白山”(1,617m)
に着く。 そこそこ広い山頂はハイカーで溢れ、
何かの集会が始まった様な感じになっていた。
抜かしてきたハイカーがどんどん山頂に着き出したので早々に
下山する。 下山は紅葉を楽しみながらのゆっくりであるが、
登山口に着く頃には天気も良く成りかけてきた。
山頂での記念撮影は諦めて本来なら展望が良いと言われている祠の
あるピークに行く。 当然、祠に行ってもガスで何も見えない。
山頂へ引き返して少し空いていたので再度登頂記念写真を撮る。
進むに従いガスは濃くなり、登山道周辺の紅葉しか見えないが、
モミジ、カエデは綺麗に紅葉していた。
稜線に出てからは穏やかな道であり、山頂の姿は
見えないが牛の背の様な山が実感出来る登山道であった。
のうごうはくさん
(写真は借り物です。)
2024年4月3日改定
”温見峠”に戻る頃にはすっかりガスも無くなったが、
山頂付近にはまだガスが立ち込めていると信じたい。